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都市近郊で新しい暮らし方を実証/職住一体型賃貸モデル/横浜青葉区で高断熱・高気密/旭化成H

都市近郊で新しい暮らし方を実証/職住一体型賃貸モデル/横浜青葉区で高断熱・高気密/旭化成H

  • 2025.12.22
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 旭化成ホームズは、高断熱・高気密住宅ブランド「Asu―haus」で賃貸住宅実証実験を開始する。住まいの一部を事務所や店舗として活用できる兼用住宅として、用途の可変性を生かした新しい暮らし方を提案。地域とのつながりを育みながら柔軟なライフスタイルを実現する賃貸モデルの可能性を探る。
 同実験は2月~12月にかけて、横浜市青葉区大場町で1月に竣工する横浜青葉モデル(館名、榧日<ひび>)で行う。建物は木造地上2階建ての長屋で全3戸。専有面積は78~82m2で26年3月から入居を開始。期待家賃での入居状況や入居ニーズ、地域コミュニティの形成について、入居者調査を通じて検証する。2月初旬には物件見学を行う予定だ。
 同物件は断熱等級7を全住戸で標準採用。快適な室内環境を提供しながら、冷暖房効率を高めて光熱費を大幅に削減する。
 東急田園都市線あざみ野駅から徒歩21分。都市近郊の低層エリアを中心に展開する賃貸住宅として1・2階が活用できるメゾネットタイプで設計。庭は車2台分のスペースを設けた。
 今回のモデルでは、テレワークや副業の普及によって自宅で仕事をする人が増えたことに考慮し、玄関土間を広く確保するなどで、ワークスペースや小商いの場として利用できるようにした。
 また、地域とのつながりを深めるため、まめくらし社と連携し、店舗兼用住宅の企画からコミュニティサポートまで協働で推進する。
 家賃は2月初旬ごろに公開する予定。
 同社によると、広い間取りや庭、駐車場付きなどの条件を満たす賃貸住宅ニーズは高まり、従来の都市の共同住宅型賃貸では叶えることが難しかった「都市近郊の低層住宅地ならではの暮らし」への需要が増えている。しかし一般的な単身向け共同住宅に比べて収益性が低く供給が限られているのが現状、という。
 こうした背景から、都市近郊の低層住宅地の土地の有効利用と、居住者にとって価値のある暮らしの両立を目指す。
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