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全国全用途、半年で1・1%上昇/不動研「市街地価格指数」3月末現在/「東京区部」は4・6%も

全国全用途、半年で1・1%上昇/不動研「市街地価格指数」3月末現在/「東京区部」は4・6%も

  • 2026.06.01
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需要が堅調な都内中央区の商業地

 日本不動産研究所が公表した「市街地価格指数」(3月末現在)によると、「全国」の地価動向は、全用途平均(商業地、住宅地、工業地の平均)で変動率が半年前の前期(25年9月末現在)と比べ1・1%上昇した。これで24年9月末現在調査以降、4期連続で前回比上げ幅は1・1%となった。調査は年2回、全国主要198都市の約1300地点を鑑定評価手法で評価して指数化しているもので、今回が170回目。
 用途別に前期比変動率を見ると、商業地は観光需要の増加に伴って店舗需要が堅調なことや、再開発などの進展で1・2%上昇(前回1・2%上昇)。住宅地は、立地条件や住環境が良好な物件に対する需要が底堅く0・8%上昇(同0・8%上昇)となった。工業地は、全国的に物流施設用地への需要は堅調で、工場誘致も増勢にあることで1・6%上昇(同1・5%上昇)と、前回より上昇幅が拡大した。
 三大都市圏は、全用途平均の前期比変動率で見ると、「東京圏」が2・6%上昇(前回2・4%上昇)、「大阪圏」が1・8%上昇(同1・6%上昇)、「名古屋圏」は1・0%上昇(同0・9%上昇)だった。三大都市圏ともに上昇幅が拡大し、全国の地価上昇をけん引した。
 「東京圏」でも最も上昇しているのが「東京区部」。その前期比変動率は全用途平均で4・6%上昇(前回4・1%上昇)、商業地で5・2%上昇(同4・7%上昇)、住宅地で4・5%上昇(同3・9%上昇)、工業地で2・4%上昇(同2・2%上昇)、最高価格地は5・5%上昇(同4・7%上昇)となった。すべての用途区分で上昇率が拡大した。
 商業地はインバウンドの増加などで店舗需要が堅調なこと、住宅地はマンションを主として需要が好調だったこと、工業地は物流施設用地に対する底堅い需要、最高価格地はおう盛な出店需要を背景に、それぞれ上昇が継続した。
 今後半年間の見通しについては、景気の緩やかな回復傾向が継続するとの見方をもとにすると、好調な観光需要の継続や、安定した住宅需要などが見込まれることから、「おおむね今期と同程度の地価上昇が続く」としている。
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