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26年分路線価標準宅地 全国平均で5年連続上昇/東京都が突出9・4%も/横ばい3県、下落は8県

26年分路線価標準宅地 全国平均で5年連続上昇/東京都が突出9・4%も/横ばい3県、下落は8県

  • 2026.07.06
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 国税庁は7月1日、相続税や贈与税の税額を算定する際の基準となる26年分の路線価を発表した。1月1日を評価時点として、1年間の地価変動などを考慮し、地価公示価格などの80%程度をめどに定めた。標準宅地(継続地点・約30・7万地点)の評価基準額の前年比変動率は全国平均値で2・9%上昇となり、前年(2・7%上昇)より上昇幅は拡大した。これでコロナ禍によるマイナスからプラスに転じた22年以降、5年連続の上昇となった。(2面に関連記事)

 標準宅地の前年比変動率の平均値を都道府県別で見ると、上昇が36都道府県(前年35都道府県)、変動率が0・0%の横ばいが3県(同ゼロ)とそれぞれ増えたのに対し、下落は8県(同12県)に減少した。全国的な地価上昇の広がりで、前年の下落県が横ばい、上昇に転じた。
 上昇率が5%以上だったのは東京都、沖縄県、大阪府の3府県で、中でも東京都は9・4%と前年(8・1%)をさらに上回り、東京への投資が加速している実態を浮かび上がらせた。沖縄県は前年に続き6%台、大阪府は5%台に。前年6・0%で2位だった福岡県は4・2%とやや落ち着きを見せた。
 上昇率が5%未満は北海道から鹿児島県までの33道府県。変動率が横ばいの0・0%は富山県、岐阜県、香川県の3県。下落したのは山形県、新潟県、山梨県、和歌山県、島根県、徳島県、愛媛県、高知県だった。
 都道府県庁所在都市の最高路線価では、上昇した都市は44、横ばいが3で、前年(上昇35、横ばい11、下落1)より大幅に上昇へシフトした。上昇幅が10%以上だったのは5都市(盛岡、さいたま、東京、奈良、佐賀)で前年(4都市)より増加。上昇率が5%以上10%未満は11都市(札幌、前橋、新潟、長野、千葉、富山、金沢、大津、京都、神戸、那覇)でこちらも前年(9都市)より増加した。このほか、上昇率が5%未満は28都市で前年(22都市)より増加し、横ばいは青森、津、鳥取の3都市で前年(11都市)より大幅に減少。下落した都市はなかった。
 全国で路線価が最も高かったのは「東京都中央区銀座5丁目(銀座中央通り、鳩居堂前)」の1m2あたり5336万円(前年比11・0%上昇)で、これで1986年分以降41年連続の最高地となった。都道府県庁所在都市の最高路線価で見ると、2位は「大阪市北区角田町(御堂筋)」の同2120万円、3位は「横浜市西区南幸1丁目(横浜駅西口バスターミナル前通り)」の同1760万円だった。

上昇率トップは/「台東区浅草1丁目」
 東京国税局各税務署管内(千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)の最高路線価は、80地点で上昇し、横ばいが3地点(千葉県1、山梨県2)、下落が1地点(千葉県1)だった。東京都内は全48地点(都区内40、多摩地域8)が上昇し、そのうち「10%以上の上昇」が34地点(同31、同3)と前年(27地点)を大きく上回った。このほか神奈川県(全18地点)で11地点、千葉県(全12地点)でも2地点が「10%」以上の上昇となった。
 東京都区部で最も高かったのは前出の「中央区銀座5丁目」で、2位は「渋谷区宇田川町(渋谷駅側通り)」の1m23640万円、3位は「新宿区新宿3丁目(新宿通り)」同3424万円でそれぞれ前年比5%台の上昇。多摩地域では「武蔵野市吉祥寺本町1丁目(サンロード)」同718万円(前年比7・2%上昇)がトップだった。
 千葉県では「船橋市本町1丁目(船橋駅前通り)」同313万円(同9・4%上昇)が12年連続、神奈川県では前出の「横浜市西区南幸1丁目」が7年連続、山梨県では「甲府市丸の内1丁目」同27万円(同1・9%上昇)が29年連続で、最高路線価となっている。
 変動率順で見た上昇トップ10は、(1)27・5%=「台東区浅草1丁目」1m2737万円(以下同じ)、(2)24・2%=「足立区千住3丁目」872万円、(3)22・4%=「中野区中野5丁目」840万円、(4)22・2%=「文京区小石川1丁目」440万円、(5)21・6%=「北区赤羽1丁目」490万円、(6)20・6%=「墨田区江東橋3丁目」398万円、(7)20・3%=「荒川区西日暮里2丁目」368万円、(8)20・0%=「鎌倉市小町1丁目」240万円、(9)19・8%=「杉並区高円寺北3丁目」351万円、(10)19・7%=「杉並区上荻1丁目」486万円。
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