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三井不レジ/中国・天津で2650戸開発、外資との初の合弁事業

  • 2010.05.20
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 三井不動産レジデンシャルは、「中国・シンガポール天津エコシティ」の住宅分譲事業に参画する。中国のSSTEC社とシンガポールのTS社とともにプロジェクト会社を設立し、「区画12a」と「区画5」の事業を推し進める。「区画6」への参画も検討しており、3区画を合わせて約2650戸を開発する。



 天津エコシティは、天津経済技術開発エリアの北側に面する約30平方kmに環境共生などをコンセプトに住宅だけでなく、オフィスビルや商業・文化施設、大学などを誘致することを目指しており、10~15年かけて開発する。



 三井不レジはそこに中高層住宅2250戸と戸建住宅約400戸を開発する。「区画12a」の中高層には5月末にも着工する。延べ10万1200平方メートルで、総戸数900戸程度となり、一次取得者層をメーンターゲットにした内装付きの3LDKタイプとして今秋から販売を始める。完成は12年3月を見込んでいる。



 また、別の中高層住宅「区画5」には、小学校と幼稚園を併設した総戸数約1350戸を整備する。延べ床面積は13万4000平方メートル。来年7月に着工し、14年2月に竣工する。「区画6」は約21万平方メートルの敷地に400戸程度の戸建てを今年9月から建設する。13年11月には完成する予定だ。



 中国での住宅事業は丸紅グループとの共同事業への参画に次ぐもので、今回の外資との合弁は初めて。三井不レジは今年4月に海外事業部を新設。今後も中国を東アジアの戦略拠点と位置づけ、上海や天津、北京といった主要都市での事業を本格化する。

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