お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

東京建物など/中野の警察大学校跡地開発に着手、2012年竣工

  • 2010.07.21
  • お気に入り
 東京建物、鹿島建設、昭栄、日本土地建物、戸田建設の5社はこのほど、東京・中野駅近くの警察大学校跡地約16.8ヘクタールのうち、3.5ヘクタールにオフィスビルを中心とした大規模複合開発事業「(仮称)中野駅前開発プロジェクト」の開発に着手した。東京建物などが出資するSPCが事業主体となって2012年春の竣工を目指す。



 同開発は区域4と5に分けられ、区域4には地上10階地下2階建て延べ3万9025平方メートルのオフィスビルを、区域5には地上22階地下1階建て延べ15万1577平方メートルのオフィスビルと5階建て延べ1748平方メートルの賃貸住宅をそれぞれ建設する。住宅の1当たりの面積は60平方メートル程度で、約20戸を計画している。



 22階建ては地上3~22階をオフィスとし、有効面積は都内最大級1500坪となる。地下1階にコンベンションホール、地上1~2階に店舗・貸会議室を設置する。10階建ては、1階に店舗を誘致して2~10階をオフィスとする。約850坪で柱のない空間にする。基準階の天井高は共に2.9メートル。



 環境面では、Low-E複層ガラスや高効率照明、自動調光システム、自然換気システム、太陽光発電などを用いるほか、40パーセント超の緑化を実現する。



 計画敷地内には、隣接する都市計画公園と一体感のある1ヘクタールのオープンスペースを整備するほか、各ビルの1階にはカフェやレストランといった店舗を配する。オープンスペースには防災備蓄倉庫も備え周辺エリアの防災機能の強化も図る。



 2007年8月に用地取得したプロジェクトで、警察大学校跡地では、1.5ヘクタールの都市計画公園や道路が整備されるほか、早稲田や明治などの大学の進出も決まっており、既に東京警察病院が開業している。
TOP