S&P/4-6月期の証券化商品総額、前年同期比4.3パーセント増加
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2010.07.27
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スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7月26日、同社が2010年第2四半期(4-6月期)に日本国内で格付けした証券化商品の総額は、前年同期比4.3パーセント増の4609億円。格付け件数は合計で18件と、同38.5パーセント増加した。
例年、第2四半期の新規発行額は第1四半期(1-3月期)から大きく落ち込むことが多いなか、今年は資産担保証券案件(ABS)の格付け額が2四半期連続して前年比で拡大に転じたことと、住宅ローン担保証券案件(RMBS)で民間オリジネーター発行案件も見られたことで第1四半期とほぼ同水準になったとした。
また、証券化商品に対して世界的に規制の枠組みが整備されるなか、日本も金融商品取引法(金商法)の改正によって今年4月に格付け会社の登録制度が導入され、一定の情報開示が義務付けられる。これを受けて6月30日を期限に募集した意見をもとに格付け基準を改定する予定だ。
例年、第2四半期の新規発行額は第1四半期(1-3月期)から大きく落ち込むことが多いなか、今年は資産担保証券案件(ABS)の格付け額が2四半期連続して前年比で拡大に転じたことと、住宅ローン担保証券案件(RMBS)で民間オリジネーター発行案件も見られたことで第1四半期とほぼ同水準になったとした。
また、証券化商品に対して世界的に規制の枠組みが整備されるなか、日本も金融商品取引法(金商法)の改正によって今年4月に格付け会社の登録制度が導入され、一定の情報開示が義務付けられる。これを受けて6月30日を期限に募集した意見をもとに格付け基準を改定する予定だ。