ムーディーズ/CMBS6月末残高、274本・約2.9兆円
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2010.08.03
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ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8月3日、同社が格付けする日本のCMBSの裏付けローン274本の残高が6月末時点で約2.9兆円だったと発表した。このうちデフォルトしているローンは2868億円で、2009年12月末と比較して204億円増加した。
裏付けローン全体に占めるデフォルトローンの金額割合は9.8パーセントとなり、昨年末より2.0ポイント増加。ローンの満期到来時のデフォルト発生状況は想定の範囲内とし、2010年上半期に発生したローンデフォルトが約1000億円だったことを踏まえ、実際の発生金額は想定範囲よりも下にとどまったとした。
また、同社は2010年1~7月までに、日本のCMBS42案件の格下げを行ったが、今年初頭からこれまでに実施した格付けにおいて、今後1~2年に発生すると考えられるローンデフォルトの発生や物件売却シナリオが評価に概ね織り込まれていると考え、現時点で投資適格等級にあるクラスの格付けは、今後は安定的に推移するとした。
裏付けローン全体に占めるデフォルトローンの金額割合は9.8パーセントとなり、昨年末より2.0ポイント増加。ローンの満期到来時のデフォルト発生状況は想定の範囲内とし、2010年上半期に発生したローンデフォルトが約1000億円だったことを踏まえ、実際の発生金額は想定範囲よりも下にとどまったとした。
また、同社は2010年1~7月までに、日本のCMBS42案件の格下げを行ったが、今年初頭からこれまでに実施した格付けにおいて、今後1~2年に発生すると考えられるローンデフォルトの発生や物件売却シナリオが評価に概ね織り込まれていると考え、現時点で投資適格等級にあるクラスの格付けは、今後は安定的に推移するとした。