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「底値感」50代以上で顕著に、「買い時」は微増/全宅連が調査

  • 2010.12.03
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 不動産がいま買い時だと考える理由について、不動産価格が安定または上昇しそうだからと回答した人の割合が50歳代以上で顕著なことが(社)全国宅地建物取引業協会連合会(伊藤博会長)の消費者アンケートでわかった。



 20歳以上の男女1万6578人から回答を得た。「買い時」としたのは全体の31・5%で前年調査から0・6ポイント増えた。その理由について「不動産価格が安定または上昇しそうだから」と回答したのは16・8%と、「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」(51・6%)に次ぐ多さだった。



 「不動産価格が安定または上昇」とする回答の年齢別内訳を見ると、20代(14・9%)と30代(13・0%)ではそれぞれ平均以下なのに対し、50代(26・9%)と60代(32・6%)とそれぞれ平均を大きく上回っている。バブルを体験したこれらの世代では現在の不動産価格を底と見る傾向が強いことがわかる。



 一方、「買い時だと思わない」とする回答は21・9%で前年比4・0ポイント下落した。その理由としては「自分の収入が不安定または減少しているから」が52・5%と最も多い。年齢別で見ると、20代(62・5%)と30代(55・1%)が平均を大きく上回っており、先行きに対する不安感から不動産購入に慎重になっている現実が浮かび上がってくる。
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