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2011年、不動産市場は好調続く/さくら事務所が市場予測

  • 2011.01.12
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 さくら事務所は2011年の不動産市場予測を発表した。ローン減税や贈与税拡充の延長、低金利が続く住宅ローンなど各種政策が続くことから追い風傾向が続くとしている。



 業種別予測では、新築マンション・戸建てともに5段階で上から2番目の「晴れ」。贈与が追い風となってグレードの高い5000万円超のマンションが引き続き人気を集めるとしている。一方で郊外で復活すると見られる2000万円台のマンション供給は中古や新築戸建てとの競合、所得減などが影響するとして販売動向には懸念もにじませた。



 中古マンション・戸建ては「晴れのち快晴」。各種政策の後押しも手伝って順調に伸びるとした。中古住宅とリフォームを一本化する住宅ローンが定着したり、国土交通省が概算要求で盛り込んだホームインスペクションや住宅履歴整備、中古瑕疵保険への補助金によって中古市場がさらに拡大すると見ている。



 賃貸住宅は、5段階で2~3番目に低い「曇りのち小雨」。賃料の下落傾向や空室の増加が当面続くほか、更新料や礼金・敷金といった一時金が一層取りにくい状況になると指摘。借り手優位が続くことから賃貸人の家賃交渉も増えるとしている。
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