首都圏の中古マンション在庫、2カ月連続で2ケタ増
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2011.01.14
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首都圏の中古マンション在庫が増加傾向にある。(財)東日本不動産流通機構が発表した11月の在庫件数は、前年同月比13・0%増の3万3662件と2カ月連続で2けた増となった。在庫が3万3000件台に乗ったのは2009年4月以来、20カ月ぶり。
都県別では東京都と神奈川県の増加が顕著。前年同月比17・8%増となった東京都では、都心3区や城西地区、城北地区などマンションストックの多いエリアでそれぞれ前年から2割以上増えている。同13・6%増だった神奈川県では、横浜市で同16・8%増、川崎市では同32・4%増と平均を大きく上回っている。
中古マンションの在庫件数は、リーマンショック以降減少が続き、09年9月には2万9000戸台に落ち込むなど物件不足が深刻化した。その後も慢性的な不足状況が続いてきたが、昨年7月に18カ月ぶりに前年を上回ってからは増加が続いている。新築供給が再開したことによる買換えの活発化や、ローン破たんを背景とした売却が増えたことなどが要因と見られる。
都県別では東京都と神奈川県の増加が顕著。前年同月比17・8%増となった東京都では、都心3区や城西地区、城北地区などマンションストックの多いエリアでそれぞれ前年から2割以上増えている。同13・6%増だった神奈川県では、横浜市で同16・8%増、川崎市では同32・4%増と平均を大きく上回っている。
中古マンションの在庫件数は、リーマンショック以降減少が続き、09年9月には2万9000戸台に落ち込むなど物件不足が深刻化した。その後も慢性的な不足状況が続いてきたが、昨年7月に18カ月ぶりに前年を上回ってからは増加が続いている。新築供給が再開したことによる買換えの活発化や、ローン破たんを背景とした売却が増えたことなどが要因と見られる。