環境イベントで「国際森林年」をアピール　住友林業

　住友林業は１月15、16日の両日、ＪＲ有楽町駅前で同社の環境への取り組みを紹介する「サステナブルフォレストギャラリー２０１１」を行った。山林環境の保全や国産材活用の重要性や木材や木の家の価値を、同社の事業を通じて紹介するイベントで、今年で５回目となる。



　会場では、写真やクイズ、３Ｄ映像を使って来場者にアピール。夕方からは会場内に森のイメージを映し出した光の演出も施した。



　今年は、国連が定める「国際森林年」に当たることから、市川晃社長のほか、鹿野道彦農林水産大臣、皆川芳嗣林野庁長官、(社)国土緑化推進機構・梶谷辰哉専務理事、フリーアナウンサーの草野満代さんが出席してオープニングセレモニーを行った。



　鹿野大臣は、「公的施設への木材利用の推進などを打ち出しているが、なかなか森林の荒廃にストップがかからない。２０１１年度は思い切った施策によって、作業道を整備するなどして間伐の効率化を図る。今年を森林再生の元年としたい」と話した。



　国際森林年国内委員会の委員を務める草野さんは、「個別企業の活動は活発だが、横のつながりがほとんどない。国際森林年をきっかけに、生活者、森の管理者、林業者、企業が一体的に活動するきっかけにしてもらいたい」と期待を語った。