2011年の住宅着工2・6%増の83.4万戸/分譲回復も貸家は減少続く
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2012.01.31
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国土交通省が1月31日にまとめた2011年の住宅着工戸数は前年を2・6上回る83万4117戸となった。フラット35Sの金利優遇拡大や住宅エコポイント制度といった政策の後押しもあり、分譲住宅を中心にが回復が続く。回復の遅れていた地方圏でも分譲住宅、持家が回復してきた。一方で、賃貸住宅は低迷が続く。
リーマンショックなどによって大幅に減少した09年を底に2年連続しての増加だが、昭和39年から40年頃の低い水準が続いている。
利用関係別に見ると、持家は30万5626戸で前年比0・1%増とほぼ前年並み。貸家は4・1%減の28万5832戸で3年連続の減少となった。分譲住宅は16・2%増の23万4571戸で、全体を押し上げた。
分譲住宅のうち、マンションは11万6755戸で28・9%増、戸建ては11万6798戸で5・8%増だった。「マンションは需給状況が改善し2年連続しての二けた増で、持ち直しの途上。ただ、同じ統計のある昭和60年以降では4番目に低い水準にある」(国交省)。分譲住宅に占めるマンションの割合は49・8%で、3年連続して5割を下回った。
リーマンショックなどによって大幅に減少した09年を底に2年連続しての増加だが、昭和39年から40年頃の低い水準が続いている。
利用関係別に見ると、持家は30万5626戸で前年比0・1%増とほぼ前年並み。貸家は4・1%減の28万5832戸で3年連続の減少となった。分譲住宅は16・2%増の23万4571戸で、全体を押し上げた。
分譲住宅のうち、マンションは11万6755戸で28・9%増、戸建ては11万6798戸で5・8%増だった。「マンションは需給状況が改善し2年連続しての二けた増で、持ち直しの途上。ただ、同じ統計のある昭和60年以降では4番目に低い水準にある」(国交省)。分譲住宅に占めるマンションの割合は49・8%で、3年連続して5割を下回った。