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小田急不動産/自社保有初のビル建て替え、近隣移転需要でオフィス満床竣工

  • 2019.08.06
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小田急不動産はこのほど、自社保有のオフィスビル建て替えプロジェクトを竣工した。自社保有の建て替えは初めて。賃貸住宅併設型オフィスビルとして、賃貸住宅部分を「リージア西新宿O-PLACE」、オフィス部分を「小田急西新宿O-PLACE」として稼働する。新宿駅西口から徒歩8分の小滝橋通り沿い。1973年竣工の小田急柏木ビルを約40億円を投じて地上12階地下1階建てに建て替えた。

小滝通り側にオフィスエントランスや機械式駐車場、店舗を配し、交通量の少ない南西側に居住用エントランスを構え、賃貸住宅入居者のプライバシーに配慮した。

オフィスは1~8階部分となり、満床で9月1日から稼働する。1階部分に大手コンビニエンスが入居するほか、2~3階に財団法人まちづくりセンターが渋谷から移転してくるほか、4~8階も近隣からの移転によりシステム系や不動産会社、建設会社などが入居する。各階1フロアとして使用し、天井高2.8㍍、基準階フロアが195坪。1フロア当たり最大3分割の対応が可能だ。12階部分はオフィスワーカー専用の屋上テラスとした。オフィス部分の募集賃料は坪3万円(共益費込み)で1階店舗は坪5万円。周辺に同様の規模のオフィスが少ないことで若干強気の募集をかけたという。

賃貸レジデンスは9~11階で今月中旬からリーシング活動を開始する。総戸数は30戸。間取り(25~56平方㍍)はワンルーム・1K(24戸)、1LDK(3戸)、2LDK(3戸)となり、賃料水準を1LDKで月額23万円、2LDKで同27万円、単身者向けで13万~15万円とした。
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