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ミサワホーム、制震パネルを開発。50万円で採用可能

  • 2004.11.25
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 ミサワホームは高減衰ゴムを利用した「制震パネル」を開発、次世代耐震構造「MGEO(エムジオ)」として12月10日から発売する。住友ゴムグループのSRIハイブリッド(神戸市、田中宏明社長)と共同開発した。\n ミサワホームが木質系住宅で採用している木質接着パネルによる「モノコック構造」は、大きな荷重がかかっても建物が一体となり力を分散して受け止め、地震力をスムーズに逃すことが可能。そのため、阪神大震災(地区内引き渡し棟数6580棟)や新潟県中越地震(同2418棟)においても全壊・半壊はなかった。\n しかし、阪神で1818棟、中越で625棟に内装の痛みなどによる補修の必要があった。そこで揺れそのものを低減することで、軽微な補修も必要のない構造の開発を進めていた。\n 「MGEO」は橋梁用制振材として実績のある高減衰ゴムを使用し、ゴムに加わった力を熱エネルギーに変換することで振動を吸収する。また、繰り返しの振動に対しても効果を発揮する。そのため、繰り返し起こる余震などにも対応することができる。\n 建築面積100平方㍍以下の2階建住宅では、1階壁部分2カ所に設置すればよい。そのため地盤や敷地形状を選ばずに採用可能。\n 対象は木質系住宅で「センチュリー蔵のある家」「エデュース」、3階建住宅には標準仕様とする。来年3月末までは発売記念価格として税込1棟あたり50万円で販売する。
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