遊休地活用モデルに循環型農業/ガス会社が水産養殖×水耕栽培/大東建託G、事業多角化へ
-
2025.12.22
- ツイート
大東建託グループのガスパル(東京都品川区、橋本俊昭社長)は、都市部近郊の遊休地活用のモデルケースとして、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型農業「アクアポニックス」事業への参入を決定し、このほどさいたま市西区の敷地面積4600m2の自社農場建設を着工した。
アクアポニックスは水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農法。魚の排泄物を微生物が分解し、植物が栄養として吸収することで効率的に成長する。浄化された水は再び水槽に戻り、化学農薬や化学肥料を一切使用しない持続可能な生産システム。
水耕栽培エリアでは葉物野菜、食用花、ハーブなどを栽培。養殖エリアではチョウザメ、ホンモロコ、ティラピアなどの養殖を行う。そして、26年4月にはこの農場で取れた葉物野菜を「福菜商店」ブランドとして販売開始する。
ガスパルは同グループが管理する賃貸住宅にLPガス・都市ガスの供給を行っている企業。事業多角化で市街化調整区域や農業振興地域などの遊休地活用として、省人化が容易で参入障壁が低いとされる「アクアポニックス」に着目した。
今後は遊休地保有者と農業参入希望者とのマッチングや、行政手続き支援、スキル習得支援などを含む農業コンサルティング事業の立ち上げも視野に入れ、ノウハウを構築していく。養殖魚が本格的に販売可能となる32年度には年間売り上げ5000万円を目指す。
アクアポニックスは水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農法。魚の排泄物を微生物が分解し、植物が栄養として吸収することで効率的に成長する。浄化された水は再び水槽に戻り、化学農薬や化学肥料を一切使用しない持続可能な生産システム。
水耕栽培エリアでは葉物野菜、食用花、ハーブなどを栽培。養殖エリアではチョウザメ、ホンモロコ、ティラピアなどの養殖を行う。そして、26年4月にはこの農場で取れた葉物野菜を「福菜商店」ブランドとして販売開始する。
ガスパルは同グループが管理する賃貸住宅にLPガス・都市ガスの供給を行っている企業。事業多角化で市街化調整区域や農業振興地域などの遊休地活用として、省人化が容易で参入障壁が低いとされる「アクアポニックス」に着目した。
今後は遊休地保有者と農業参入希望者とのマッチングや、行政手続き支援、スキル習得支援などを含む農業コンサルティング事業の立ち上げも視野に入れ、ノウハウを構築していく。養殖魚が本格的に販売可能となる32年度には年間売り上げ5000万円を目指す。

