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ライフルホームズ 首都圏住みたい街、反響ベースでランキング/賃貸1位「葛西」、購入は「湯河原」が初

ライフルホームズ 首都圏住みたい街、反響ベースでランキング/賃貸1位「葛西」、購入は「湯河原」が初

  • 2026.02.24
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 LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービスのライフルホームズは2月18日、「2026年みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」を発表。ランキングにも大きく影響を及ぼす現在の市場動向を踏まえて、ライフルホームズ総研副所長兼チーフアナリストの中山登志朗氏が解説した=写真。なお、同ランキングはライフルホームズに掲載された物件への問い合わせ数(25年1~12月分)を駅別に集計している。
 首都圏版の借りて住みたい街ランキングで1位だったのは2年連続で葛西。大手町駅まで約20分でアクセスが可能で、2駅隣の南砂町と比べても3万円ほど賃料が安い。賃貸物件数の多さから賃料も上がりにくく、都心近接のベッドタウンとして住みやすい。
 2位は八王子、3位は大宮だった。4位はコロナ禍で4年連続1位だった本厚木が入った。
 5~10位は三鷹、川崎、高円寺、荻窪、北千住、三軒茶屋が続いた。都心のど真ん中ではないが、都心近くのエリアも相応に人気が高くなっている。
 賃貸住宅市場は、利便性は譲れないが、賃料は徹底して抑えるという傾向が強まった。郊外需要は多い半面、コストがかかっても利便性の高いところに住みたいなどの都心方面の需要もあり、ニーズは二極化している。都心回帰の傾向はあるが、山手線内側までニーズの回帰はしていない。
 買って住みたい街ランキングは湯河原が初の1位、2位は八王子、3位は八街だった。東京駅から100キロ圏で所要時間90分の駅が1位になったことや、上位3駅が郊外で構成されたのは今回が初めてだ。
 実需層の選択肢は郊外に向き、ファミリー層から人気の高いエリアはある程度絞り込まれてきている。一方、都心は投資・投機、相続税対策など、資産付け替えニーズの対象になっている、とした。
“郊外御三家”
 中山登志朗氏は「借りて住みたい街ランキングでも出てきた、八王子、大宮、本厚木はランキングでトップ10に入り続けており、ホームズでは”郊外御三家”と呼んでいる。かなり根強い人気のある駅という印象がある」と話した。
価格上昇で郊外化促進/特にファミリー層で
 中山登志朗氏は、最近の住宅市場環境について次のように説明した。
 2020年の平均を100とした場合、25年11月の実質賃金は103(3・0%上昇)と小幅上昇に対し、消費者物価指数は113・2(13・2%上昇)と可処分所得は増えず、住宅にかけるコストを増やすことは難しい状況にある。
 賃料では、反響賃料(ユーザーが問い合わせた物件の平均)と掲載賃料に差が出ている。
 掲載賃料は円安や多様なコスト高などで上昇傾向だが、反響賃料の伸びはそれほど大きくなく限定的。東京23区のファミリー向きで見ると、掲載賃料(26年1月時点)は25・2万円ほどだが、反響賃料は約18・5万円とその差は歴然だ。
 中古マンション価格も都心6区で平均掲載価格(同)は約1・8億円まで上昇、築25年くらいまでの物件はほぼ1億円を超えている。一方、反響価格は1・1億円台と、都心で中古マンションを探すとなると、1億円以下で探している人がほとんど見られないという異常事態になっている。
 このように一般的な実需層は、賃貸でも購入でも郊外化せざるを得ない状況になっている。
 人口動態では、首都圏全体の数値と地域別(1都3県)で転入超過だった。東京都は若年層単身の転入が多いが、35歳以上・14歳以下では転出超過見られ、ファミリー層が都内から出ていく傾向が見られる。足元では、東京23区(25年10~12月)は3カ月連続で転出超過を記録しており、賃料・価格の上昇は市場に影響を与え、郊外化を促進させている。
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