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西条市に「BBP」工場/国内初、10月から商業運転/熊谷組など

西条市に「BBP」工場/国内初、10月から商業運転/熊谷組など

  • 2026.07.21
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ブラックペレット工場

製造過程の様子

 熊谷組(東京都新宿区、上田真社長)、神鋼商事(大阪府大阪市、高下拡展社長)、清本鉄工(宮崎県延岡市、清本邦夫社長)が共同出資するローカルエナジーシステム(大阪府大阪市、小泉亨社長)は、愛媛県西条市で建設を進めていた新エネルギー「ブラックバークペレット(BBP)」の製造工場「西条ペレット工場」を竣工。7月15日には竣工式を行った。同工場は6月に竣工し、9月まで試運転を実施し、10月から商業運転の開始を予定している。
 同工場は、木材加工時に発生するバーク(木の皮)を原料とした木質ペレットを製造し、炭化装置で熱処理することでBBPを製造する生産拠点。商業運転を行うブラックペレット工場としては国内最大規模の製造能力を誇り、バークを原料とする工場としては、国内初の事例となる。施設規模は敷地面積が約12万㎡、製造能力は年間約3万㌧。
 新燃料のBBPは、熊谷組と清本鉄工の独自共同開発によって実現した国産バーク材を原料とする高付加価値バイオマス燃料。発熱量や粉砕性、疎水性(水に強い性質)が石炭に近く、石炭火力発電所の既存設備を用いた石炭との混焼が可能なため、大規模な設備改修が不要で屋外保管もできるメリットがある。
 ライフサイクル全体の温室効果ガス(LCAーGHG)排出量が低く、石炭からの置き換えによって全体の二酸化炭素排出量を低減できる。
 一般炭の代替として石炭火力発電所、セメントのキルン燃料、産業・製紙用ボイラーのほか、微粉炭やコークスの代替としてPCI(微粉炭吹込み)燃料や還元材など幅広い用途に利用される。
 愛媛県内を中心とした地域材由来のバークを原料とすることで、十分に活用されてこなかった森林資源の価値化を通じた資源循環の促進や、林業・木材産業などの地域産業の活性化にもつなげる。同工場が立地する愛媛県や西条市の脱炭素への取り組みに歩調を合わせ、行政や地域と一体となった事業を展開していく。
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