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08年の新築戸建て、3年ぶりに契約増/アットホーム調べ

  • 2009.03.02
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 アットホームが発表した2008年市場調査で、首都圏の新築戸建て成約数が3年ぶりに増加したことがわかった。2000万円以下の成約事例が前年比4割増となるなど全体を押し上げた形となった。地価下落で価格の低い物件が大量に出回ったことで、これまで購入を控えていた需要層が動き出したようすがうかがえる。



 同社の不動産情報ネットワークに登録された新築戸建てを調べた。08年の登録件数は13万7478件(前年同期比6・6%減)、このうち成約したのは同8・2%増となる2万3153件だった。新築戸建てが成約増となったのは2005年以来3年ぶり。都県別の内訳を見ると、都内23区と神奈川がそれぞれ2ケタ増となった。



 価格帯別の成約事例では、2000万円以下が前年比43・5%増と大幅に増えた。要因は、地価が高止まりしていた07年はそもそも低額物件が少なかったことと、値ごろ感のある物件が大量供給されたことでこれまで動かなかった需要層を刺激したことなどが考えられる。一方、5000万円以上の高額帯は同2・9%増と微減にとどまった。



 なお、同社が2月26日に発表した09年1月の調査では、新築戸建て成約数は前年比16・2%減の1460件だった。東京都下と埼玉が前年比3割減と大幅に落としている。成約価格は3541万円(同3・7%減)で5カ月連続のマイナス。
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