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1000万円以下の住宅商品相次ぐ

  • 2009.07.27
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 不況による住宅低価格化の波が広がってきた。



 工務店向けFCを運営するロイヤルハウス(名古屋市、森田勉社長)と、新築マンション買取再販、注文住宅を手がけるジーアールエス(東京都新宿区、矢島光一社長)が相次いで1000万円以下の住宅商品を発売した。



 ロイヤルハウスは、単身者・2人世帯向けに税抜き618万6000円の企画型住宅「6186HOUSE」を発売。「私たちにちょうどいい家」が開発コンセプトで、「カップル」「シングル」「シニア」の3タイプを用意した。3タイプの外観も選べる。



 想定家族数に合わせた延べ床面積17・9坪というコンパクトサイズが特徴で、間仕切りを極力省いて購入者の要望に合わせたアレンジを可能にした。また、躯体は同社のオリジナル工法「メタルウイング工法」を採用し、耐震・耐久性能を高めている。



 「総額980万円」で自由設計のオール電化住宅を開発したのはジーアールエス。地盤保証、完成サポート、瑕疵担保責任保険を付与するほか、キッチン、バス、トイレなどもオール電化仕様で標準搭載する。さらに電気工事確認申請料や設計料、検査料なども含めて980万円で提供する。



 当初は群馬県内限定。今後、東京都や埼玉県など首都圏から随時エリアを拡大していく考えだ。



 不況を背景に、1000万円以下という低価格の住宅商品に注目する企業は多い。今春にはアキュラホームが本体550万円の期間限定商品「新すまい55」を発売して業界内の話題をさらった。広告費や営業費用にまで踏み込んでコストダウンを徹底するのがポイントで、予想以上の反響を得て、現在第2弾商品の開発を進めている。
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