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賃貸住宅の質向上を支援/国交省税制改正要望

  • 2009.08.31
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 国土交通省は31日、10年度の税制改正要望をまとめた。豊かな暮らしの実現、低炭素社会の構築、国民の安全・安心の確保、我が国の活力・成長力の強化を4本柱に据えた。



 住宅・土地税制では、これまで手薄だった民間賃貸住宅について、特例制度を創設する。耐久性、省エネ性能が確保された賃貸住宅を建設する場合に5年間、40%(耐用年数35年以上の場合は55%)の割増償却制度を設ける。既存ストックについても、省エネ改修促進税制を適用する。窓の改修、躯体の断熱化を行った場合に、翌年度分の固定資産税を3分の1減額。所得税・法人税の特例措置を設ける。これによって、良質な賃貸住宅への投資を促す考え。



 持ち家では、ストック承継を促すため贈与税の特例にリフォームを追加するなど拡充を図る。リフォーム減税(所得税)については、親の住宅を改修した場合でも、減税が適用されるよう要望している。



 このほか都市機能の集約化を支援するエコ・コンパクトシティ形成促進税制を創設。期限切れをむかえる住宅バリアフリー改修促進税制、住宅省エネ改修促進税制、事業用建築物耐震改修促進税制などの延長を要望している。

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