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中古マンション、好立地物件に高い資産価値/アトラクターズ・ラボ調べ

  • 2009.09.04
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 2001年以降に供給された新築マンションが08年に中古として市場に出た場合、三菱地所や丸紅、住友不動産の物件では7~9%価格上昇しているのに対し、アーネストワンやダイア建設(経営破たん)、クレアスライフでは11~13%超値下がりしていることがアトラクターズ・ラボ(東京都千代田区)の調べでわかった。同社では、「ランキング上位のデベロッパーは好立地物件が多く、分譲時のコストパフォーマンスが高かったことから売却益が発生しやすい状況にあった」としている。



 調査は01年以降に30棟以上分譲したデベロッパー31社を対象とした。新築価格からの平均変動率は2・5%のマイナスだった。07年平均は2・7%のプラスだったが、金融危機に伴う景気後退を受けて価格が大幅に落ち込んだ。企業別の騰落率ランキングでは三菱地所がプラス9・7%でトップ。次いで、丸紅(同8・6%)、住友不動産(同7・1%)、三井不動産レジデンシャル(同6・5%)、野村不動産(同5・5%)となった。



 価格下落が最も大きかったのはアーネストワンで13・7%のマイナス。これにダイア建設(同13・6%)、クレアスライフ(同11・8%)、扶桑レクセル(同10・7%)、エフ・ジェー・ネクスト(同8・6%)が続いた。埼玉など地方での供給が多かったり、価格の目減りが大きかったワンルームやコンパクト系の投資用物件が主力の企業であることなどが共通している。
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