お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

空気の安全性、愛媛県の戸建てで初認定/KANDO

  • 2009.09.14
  • お気に入り
 室内の有害化学物質を測定・改善し、一定水準を満たした住宅の安全性を認定する全国室内環境改善事業協同組合(KANDO、東京都中央区、牛迫敬太理事長)はこのほど、公心堂(愛媛県伊予市、城戸公三郎社長)が愛媛県伊予市で分譲する戸建て住宅4棟に「検査済証」を発行したと発表した。同組合が検査済証を発行するのは今年7月に取り組みを開始して以来初めて。



 初の認定物件となった公心堂の「和泉南5丁目プロジェクト」は、建築デザイナーの後藤欣也氏による再生物件で敷地内に植樹を施した緑の街並みづくりが特徴。KANDOが計測したところ、当初はホルムアルデヒドの濃度数値が厚生労働省がガイドラインで定める基準を大きく超えていたが、化学物質を中和する溶剤の散布や換気などを行った結果数値は大きく改善した。



 全国の建設会社や不動産会社など78社でつくるKANDOは、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドなどの有害揮発性化学物質4種の濃度測定や改善工事を実施する協同組合として今年7月に国土交通大臣から設立認可を受けた。同組合では今後1年間で、室内環境を測定する専門家の育成を600人育成し、1000件の検査済証発行を目指すとしている。 
TOP