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住宅取得費の年収倍率、5・8倍に 住団連調べ

  • 2009.09.24
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 (社)住宅生産団体連合会はこのほど、08年度の戸建て注文住宅の顧客実態調査の結果をまとめた。今回で9回目、三大都市圏と札幌、仙台、広島、福岡の地方都市圏を対象として、有効回答数は3206件だった。



 建築費と土地代の合計で算出した住宅取得費の平均は4517万円(前年比2・3%減)、世帯年収は869万円(同2・4%減)だった。世帯年収が21万円の大幅減であり、不況の影響と見られる。



 年収倍率は5・8倍(同0・3ポイント低下)で、6倍を超えた前年度から転じて06年の水準まで下がった。ただ、借入金については前年から0・1ポイント上昇した3・7倍になり、一貫して上昇し続けている。特に、土地を購入して新築する場合の年収倍率を01年度と比べた場合、「7~8倍」「9~10倍」という回答の割合が高くなっている。住宅ローン金利にも左右されるため一概に判断できないが、一般的に5倍が目安といわれている中で、顧客の支払い負担が高くなっている傾向が見て取れる。
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