森ビルの12年3月期決算、上海ビルの一部売却などで経常利益は最高更新
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2012.05.30
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森ビルの12年3月期決算は、前期にあった大型物件売却の反動減で4%減収したものの、利益率の高い海外物件(上海環球金融中心)の一部フロア売却が寄与して経常利益は最高を更新した。13年3月期はビル売却やマンション分譲で約500億円(25%)増収する一方、海外物件売却の反動で経常減益する見込み。ただ、評価損などが減少するため当期純利益は60億円増(67%)の150億円と大きく伸びる。
12年3月期の売上高は2002億円、営業利益470億円(前期比21%増)、経常利益363億円(同45%増)、当期純利益90億円(同27%増)だった。
保有ビルの平均稼働率は前期末の92%から94%に上昇。耐震性能や自家発電などによるBCP(事業継続計画)対応が評価された「六本木ヒルズ」は93%からほぼ満室まで稼働率が上がり、賃料も引き上げた。
12年3月期の売上高は2002億円、営業利益470億円(前期比21%増)、経常利益363億円(同45%増)、当期純利益90億円(同27%増)だった。
保有ビルの平均稼働率は前期末の92%から94%に上昇。耐震性能や自家発電などによるBCP(事業継続計画)対応が評価された「六本木ヒルズ」は93%からほぼ満室まで稼働率が上がり、賃料も引き上げた。