「200年耐久マンション」を推進/RCで脱炭素社会に貢献/進和建設
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2025.11.25
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進和建設工業(大阪府堺市北区、西田芳明会長)は「200年耐久マンション」の普及を通じ、脱炭素社会に貢献していく取り組みを発表した。一般に木造は環境に優しいイメージがあるが、実際には耐久年数を延ばしたコンクリート住宅の方が総合的にCO2排出量を抑制できるという。
日本の住宅寿命は平均30年程度と世界的に見て短い。そうしてスクラップアンドビルドによって、結果としてCO2排出を繰り返す原因になっている。コンクリート住宅は建設時、木造より多くのCO2を排出するが、耐久性を向上させることで建て替えの回数を減少させ、総合的には環境負荷を軽減できるとしている。
試算データでも40年ごとに建て替えた木造と、50年で建て替えたRCではRCが倍近いCO2排出量となったが、100年建て替えでは木造と同等になり、200年ならば半減するという。
同社では、外断熱工法などの技術によってコンクリートの劣化要因である中性化を防ぎ、200年の耐久を実現できる。同社によると、海外では外断熱を採用したコンクリート住宅は標準的で、築100年以上の建物も多い。
日本は地震大国ゆえに住宅寿命が短いとされてきたが、実際には木造や内断熱が標準だったことが住宅寿命を縮め災害リスクを高めてきた可能性があるという。
外断熱工法はコンクリート躯体を雨水や紫外線から遮断、中性化を根本から防ぎ、200年以上の耐久を可能にする。「スケルトン・インフィル」と呼ばれる躯体部分と内装・配管設備を分離した仕様を採用。世代を超えた柔軟なリノベーションを可能とし、躯体部分の建替えを不要にしたことで、資産価値の長期維持と火災リスクの低減を図っていく。
日本の住宅寿命は平均30年程度と世界的に見て短い。そうしてスクラップアンドビルドによって、結果としてCO2排出を繰り返す原因になっている。コンクリート住宅は建設時、木造より多くのCO2を排出するが、耐久性を向上させることで建て替えの回数を減少させ、総合的には環境負荷を軽減できるとしている。
試算データでも40年ごとに建て替えた木造と、50年で建て替えたRCではRCが倍近いCO2排出量となったが、100年建て替えでは木造と同等になり、200年ならば半減するという。
同社では、外断熱工法などの技術によってコンクリートの劣化要因である中性化を防ぎ、200年の耐久を実現できる。同社によると、海外では外断熱を採用したコンクリート住宅は標準的で、築100年以上の建物も多い。
日本は地震大国ゆえに住宅寿命が短いとされてきたが、実際には木造や内断熱が標準だったことが住宅寿命を縮め災害リスクを高めてきた可能性があるという。
外断熱工法はコンクリート躯体を雨水や紫外線から遮断、中性化を根本から防ぎ、200年以上の耐久を可能にする。「スケルトン・インフィル」と呼ばれる躯体部分と内装・配管設備を分離した仕様を採用。世代を超えた柔軟なリノベーションを可能とし、躯体部分の建替えを不要にしたことで、資産価値の長期維持と火災リスクの低減を図っていく。

