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9月の大阪市24区賃貸マンション/シングル上昇率トップは港区/都心部平均賃料7万円台後半/アットホーム

9月の大阪市24区賃貸マンション/シングル上昇率トップは港区/都心部平均賃料7万円台後半/アットホーム

  • 2025.11.25
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「大阪市区の募集家賃ランキング」シングル向け(★は上昇率トップ5)

「大阪市区の募集家賃ランキング」ファミリー向け(★は上昇率トップ5)

 アットホーム(東京都大田区、鶴森康史社長)は、大阪市24区の9月の募集賃料をまとめた「大阪市24区の募集家賃ランキング」を発表した。これは23年同月の賃貸市場と比較し変化を調査したもの。
 それによると、大阪市ではIR(統合型リゾート)建設やなにわ筋線の開通、駅周辺の再開発が進行中など、将来の期待感や堅調な住宅需要を背景に大阪市全体で賃料が上昇した。
 タイプ別では、シングル向けマンションの賃料は24区すべてで上昇。賃料水準が高いのは中央区や西区などの大阪都心部で平均家賃は7万円台後半。
 上昇率は港区がプラス19・9%とトップで、阿倍野区、西淀川区、東成区、大正区が順に続いた。
 港区、西淀川区、大正区はとともに万博会場周辺エリアとしてスタッフや観光関連人材の需要が押し上げ要因となったほか、港区は弁天町駅周辺の再開発が家賃上昇に影響を与えた。
 ファミリー向けマンションは西成区と大正区を除いた22区が上昇した。上昇率は東淀川区が28・7%と最も高かった。新大阪駅周辺の大型新築マンション供給が一因だとした。
 続けて上昇率が高かったのは都島区、浪速区、東成区、北区の順で、いずれも20%を上回る上昇率だった。浪速区は生野区に次いで外国人居住者の割合が高く、民泊需要もおう盛だ。
 上位6区はシングル向きと同様で、大阪市平均家賃を上回ったのは上位6区だけだった。
 アットホームラボの磐前淳子執行役員は、「大阪・関西万博は閉幕したが、カジノを含む統合型リゾート建設や大阪市中心部を南北に通る新線『なにわ筋線』の開業など大型開発が控え、地元仲介会社からは今後の賃貸需要の活性化を期待する声が上がっている」とした。
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