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レベチー、函館の重要文化財でファンド/「倒産隔離」で投資家保護/高将司代表取締役に話を聞く

レベチー、函館の重要文化財でファンド/「倒産隔離」で投資家保護/高将司代表取締役に話を聞く

  • 2026.04.20
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旧相馬家住宅の室内(土蔵の客室)

 不動産クラウドファンディング「LEVECHY(レベチー)」を運営するLEVECHY(東京都港区)は、函館市の国指定重要文化財「旧相馬家住宅」を対象とした「LEVECHYファンド19号Ⅱ」の募集を行っていた。募集期間は3月26日まで。歴史的建造物を特別目的会社(SPC)に組み込み、宿泊施設として再生・保全する地方創生プロジェクト。オフィス仲介や管理を原点に持つ同社の高将司代表取締役に話を聞いた。

 対象物件は1908年築の近代建築で、18年に国の重要文化財に指定された。同プロジェクトでは、蔵などを全3室のホテル「旧相馬家Kazeno Heritage(カゼノ ヘリテージ)」として再生。今年3月1日に開業した。運用面では、ホテルの稼働状況に左右されない「固定賃料契約」を採用し、目標利回り4・0%(税引き前)を目指す。市場変動リスクを抑えつつ、投資家が1口1万円から文化財の維持・継承に参画できる。
 高将司代表取締役は、事業の主軸を「中古不動産のポテンシャルを最大化させ、次の時代に残すこと」と語る。同氏は現在の市場環境について「新築コストの高騰によって投資の焦点が中古再生へとシフトしている」「壊して建てるよりも再生の方が産業廃棄物も少なく、環境性能を重視する海外投資家や金融機関の評価にも合致する」と、ストック活用の優位性を説明した。
 また、投資家保護の観点から、同社が取得している不動産特定共同事業法3号・4号ライセンスの重要性について「一般的なクラウドファンディングと異なり、物件ごとにSPCを組成する『倒産隔離』を用いることで、万一破綻した場合でも投資家の資産が守られる仕組みを徹底している」「投資家からお金を集める以上、リスクの切り分けは最低限必要。こうしたスキームを通じ、プロの投資領域だった優良案件を一般の方へ開放していきたい」と語る。
 函館の案件について、高氏は「1万円から街づくりに参画できる。地方の価値をゆっくり育てていく、将来を担うプロジェクトだ」と述べた。
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