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トラスタート調べ/国外所有者の区分保有、都心5区は4.5%に/タワマン高層階、法人所有が3割弱

トラスタート調べ/国外所有者の区分保有、都心5区は4.5%に/タワマン高層階、法人所有が3割弱

  • 2026.05.11
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 AIと不動産ビッグデータを活用した業務支援プラットフォームを展開するTRUSTART(トラスタート、東京都中央区、大江洋治郎代表取締役)は、区分建物の法人と国外住所所有者の保有実態を分析したレポートを公開した。約70万件の登記データを精査した結果、国外居住者の取得が特定都市に集中している実態やタワーマンションによる階層別の所有傾向を示した。
 調査の結果、国外住所所有者による区分建物の取得割合は、3大都市圏や主要地方都市圏の中でも東京都、大阪府、福岡県といった各圏域の中心都市に集中していた。
 東京都心部で、千代田・中央・港・新宿・渋谷の「都心5区」では、国外住所所有者の割合が4・5%だった。一方で、同じ都市圏内の神奈川県や埼玉県、千葉県では0・5%以下にとどまっており、投資資本が限定的なエリアに向けられている。
 国外住所所有者の住所地を分析すると、全都道府県で中国と台湾が上位を占める構造は共通しているが、その内訳には明確な地域差が見られた。
 北海道や京都府では台湾が最多で、特に北海道では台湾が中国を大きく上回る結果となった。対照的に埼玉県や福岡県では中国が約57%と過半を占め、神奈川県や千葉県、兵庫県では米国の比率が相対的に高くなっている。同社は「エリアの特性や歴史的な関わりの深さによって、注目する国・地域が異なっている」と分析している。
 法人による所有実態については、国外住所所有者と比べて地域的な偏りが小さく、全国に広く分布している。ただし、東京都内の高層物件(21階以上)を階数別に分析したところ、高層階ほど法人所有率が高まる顕著な傾向が確認された。
 最高層クラスの48階以上では、法人所有の割合が約30%にまで達している。これは神戸市が2025年に発表した報告書とも一致する傾向だ。高層階ほど実需(居住目的)ではなく、資産管理や節税、投資を目的とした取得が多い可能性を示唆している。
 今回の分析は、20年11月から26年4月までに取得された不動産登記簿に基づいている。
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