お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

トヨタホーム25年度は増収増益/中計「フェーズ2.」に/次の50年へ“第2章”が始動

トヨタホーム25年度は増収増益/中計「フェーズ2.」に/次の50年へ“第2章”が始動

  • 2026.07.27
  • お気に入り

説明する西村祐社長

 トヨタホーム(名古屋市東区、西村祐社長)は7月21日、名古屋市内の豊田クラブでメディア向け事業概況説明会を開いた。2025年度の振り返りのほか、26年度を「次の50年に向けた“トヨタホーム第2章”スタートの年」と位置付け、中期ビジョンや主な事業の取り組み、愛知県での新会社設立に向けた取り組みなどを公表した。
 同社の25年度実績は、売上高が1924億円、営業利益が97億円(営業利益率5・0%)となり増収増益を達成した。中期計画のフェーズI・2.を通じて新築(戸建て)事業の磨き上げと事業多角化を進めた結果、街づくり事業が収益の柱に成長し、ストック事業も持続的に伸長した。一方で、新築事業は利益を確保したものの市場の縮減で伸び悩んだ。
 26~27年度を「フェーズ2.」と位置付け、持続的成長に向け会社・事業基盤の足場固めを図る。中期目標(3X年度)として稼ぐ力を強化し、安定的に営業利益100億円を超え、営業利益率5%を常に確保できる企業への成長を掲げた。
■新築・賃貸・非住宅戦略
 新築(戸建て・分譲戸建て)事業の市場背景では、総務省統計局「家計調査」と国土交通省「住宅着工統計」によると、20代の2人以上世帯での持家率は05年の19・5%から25年には40・7%に上昇している。一方で住宅産業研究所のデータでは、22年度から24年度の価格帯別棟数増減率では、4000万円以上の価格帯が38・7%増加したのに対し、2000万円以下は50・3%減少するなど、建築費の高騰や高性能化が進行した。分譲戸建てでも高額物件需要が進んだ。
 こうした動きに対して同社は、手に入る価格で高品質・高性能を実現する「良品廉価」と、高価格帯に相応しい「ハイブランド」の二軸で対応する。
 良品廉価な住まいとして20~30代の一次取得層向け企画型商品「SINCE BISS」のプラン拡大(26年9月にセミオーダー商品発売予定)を進めるほか、ハイブランド戦略として最上級街区開発「EST」シリーズ(世田谷等で約50区画販売)や注文住宅「FIRST CLASS LIVING」を展開する。 賃貸事業では、鉄骨ラーメンユニット工法「TH-Maison(ティーメゾン)」と制震鉄骨軸組構造「ESPACIO(エスパシオ)UD Ti-Maison」(パナソニックホームズOEM商品)の2つの鉄骨工法で幅広いニーズに応え、30年をめどに全国250棟を目指す。
■愛知県に新会社設立
 愛知県の新会社設立に向けた現状については、同県内の戸建て着工数が06年度の8万6865戸から25年度には4万9661戸(06年比57%)へ減少する中、トヨタホーム愛知、トヨタホーム名古屋、トヨタすまいるライフの3社による着工棟数も2022棟から1011棟に半減している。
 同社は今年4月に愛知県販売3社の体制変更(トヨタホーム愛知・トヨタホーム名古屋の直営化、トヨタすまいるライフ住宅事業の「トヨタホーム&LiFE」としての分社)を行い、27年4月3社統合による新会社「トヨタホーム&LiFE」の発足を目指す。統合によって「競争・競合」から「協働」へ変革し、リソースの最適配置や重複業務などのムダの排除、新築事業の多角化を進め、愛知県内で「町いちばん」の住宅会社を目指す。
TOP