2年連続上昇だが上昇率は鈍化/08年公示地価
-
2008.03.24
- ツイート
国土交通省が明日25日発表する08年の公示地価(1月1日時点)は、住宅地、商業地とも全国平均で2年連続で上昇する見通しとなった。上昇率は、住宅地1.3%(昨年は0.1%)、商業地3.8%(同2.3%)と昨年以上の上げ幅。この上昇幅の拡大は下落傾向が続いている地方圏の下落率が縮小していることと、三大都市圏の上昇率が昨年を上回ったことで全国平均上昇率が前年を上回った。しかし、これらの地価上昇を支えたのは、昨年前半までの急上昇。7月以降の後半は上昇率が鈍化した。とくに、前半急上昇した地点で、後半の上昇率の鈍化が顕著だったようだ。また、商業地、住宅地が昨年16年ぶりに上昇に転じたのに続き、今年は工業地が17年ぶりに上昇に転じている。