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スタンダード・アンド・プアーズ/レイコフ関連のCMBS、現時点で格付け変更はなし

  • 2008.04.02
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 レイコフと同社子会社のレイコフインベストメント、ホスピタリティインベストメントが3月20日付で、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請して同日付で受理され、保全命令が出された。格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は4月1日、レイコフの関連会社が関係当事者となっているローンを含むCMBS(商業用不動産担保証券)案件に関して、サービサーやアレンジャーからの資料提供およびヒアリングを実施し、その内容を踏まえた上で現時点では格付け変更は必要ないとしている。

 しかし、今回の民事再生法申請の影響を受けて、当該ローンのリファイナンスの見通しにストレスがかかる恐れがあると、S&Pは考えている。ローンのリファイナンスは2008年12月末以降に実施される予定であるが、今後リファイナンスへのネガティブな影響が明らかになった場合、担保不動産からの回収見込みも考慮のうえ、必要と判断されれば、格付けの見直しを行う可能性がある。
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