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世田谷の有料老人ホームで耐震性不足

  • 2008.11.12
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 国土交通省は12日、東京都世田谷区の有料老人ホームで耐震性が不足していると発表した。耐震性不足物件はラディアホールディングス(旧・グッドウィル・グループ)の「バーリントンハウス馬事公苑」で、耐震性を示す保有水平耐力比は最小0.74(ペントハウス部は0.68。建築基準法で1以上必要)。全139室のうち、47室に63人が入居している。

 施設を譲受する予定だったゼクスが建築確認図書と竣工図書の不整合を見つけ、今年3月に国交省に通報。同省が特定行政庁である東京都に調査を要請していた。

 施設は、施設を計画したコムスン社内のコムスン一級建築事務所が設計。建築企画設計社、観光企画設計社を経由して構造計画研究所が構造設計と構造関係の施工監理を担当していた。構造計画研究所は、柱・梁・床などの鉄筋を減らしたり低強度の材料を使用する施工図を作成し施工業者に指示していたという。
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