穴吹工務店が会社更生法適用
-
2009.11.25
- ツイート
穴吹工務店(香川県高松市)は11月24日、東京地裁にグループ会社2社と共に会社更生法の適用を申請し、保全命令を同日受けたと発表した。会社更生法を申請したのは、穴吹工務店のほか、エイシィカンパニーグループ(同)と穴吹ハートレイ(香川県三木町)。3社合計の負債は1540億4100万円。今年5番目、四国では過去最大規模の大型倒産となった。保全管理人は長谷川宅司弁護士(東京・有楽町)。
同日開催した取締役会で自力再建を目指した創業一族の穴吹英隆社長が解任され、朝倉泰雄専務と池内孝信専務が新たな代表取締役となった。
同社ではリーマン・ショック以降、市況の冷え込みとともに分譲マンション事業の利益率が大きく低下していたことが大きく響いたとしている。経営の合理化や収益力の強化を目指していたが、融資環境の厳しさは変わらず資金繰りが急速に悪化した。09年3月期の連結業績は、最終損益が138億3400万円(前期は24・76億円の赤字)の赤字にまで落ち込んだ。
穴吹工務店は、1905年(明治38)1月の創業。61年に法人改組され、建設事業者として事業展開。その後、「サーパス」ブランドの分譲マンションを地元や九州・中国地方などの地方都市を中心に供給してきた。05年12月には同ブランドの供給棟数が累計で1000棟に達した。グループ力を生かした企画・設計・施工からアフターサービスまで一貫した事業体制を構築し、販売戸数が過去最高だった06年3月期の売上高は約1553億4000万円を計上していた。
同日開催した取締役会で自力再建を目指した創業一族の穴吹英隆社長が解任され、朝倉泰雄専務と池内孝信専務が新たな代表取締役となった。
同社ではリーマン・ショック以降、市況の冷え込みとともに分譲マンション事業の利益率が大きく低下していたことが大きく響いたとしている。経営の合理化や収益力の強化を目指していたが、融資環境の厳しさは変わらず資金繰りが急速に悪化した。09年3月期の連結業績は、最終損益が138億3400万円(前期は24・76億円の赤字)の赤字にまで落ち込んだ。
穴吹工務店は、1905年(明治38)1月の創業。61年に法人改組され、建設事業者として事業展開。その後、「サーパス」ブランドの分譲マンションを地元や九州・中国地方などの地方都市を中心に供給してきた。05年12月には同ブランドの供給棟数が累計で1000棟に達した。グループ力を生かした企画・設計・施工からアフターサービスまで一貫した事業体制を構築し、販売戸数が過去最高だった06年3月期の売上高は約1553億4000万円を計上していた。