S&P/09年国内証券化格付け総額、過去5年の最低水準下回る
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2010.02.01
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米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは2月1日、2009年に日本国内で格付けした証券化商品の格付け総額は2兆6355億円となり、04年からの過去5年間で最低の水準だった08年の3兆3112億円をさらに20.4%下回ったと発表した。
合計格付け件数も前年比39.8%減の65件だった。格付け総額が前年に続いて大幅に減少した主因は、新規格付け証券化商品に占める住宅ローン担保証券案件(RMBS)の割合がさらに高まったなかでRMBSの発行額自体が減少したことが挙げられるとしている。
10年も証券化商品の格付け総額は引き続き低水準で推移する見通し。格付け会社規制の導入を含む「金融商品取引法等の一部を改正する法律」が09年6月に交付され、格付け会社規制が今年4月から施行される。こうした規制導入は、長期的には証券化市場の安定化に寄与すると期待されるが、短期的には規制導入の影響を市場関係者が消化・吸収するのに一定の時間を要することから新規発行の見送りなどの影響が出る可能性があるとしている。
合計格付け件数も前年比39.8%減の65件だった。格付け総額が前年に続いて大幅に減少した主因は、新規格付け証券化商品に占める住宅ローン担保証券案件(RMBS)の割合がさらに高まったなかでRMBSの発行額自体が減少したことが挙げられるとしている。
10年も証券化商品の格付け総額は引き続き低水準で推移する見通し。格付け会社規制の導入を含む「金融商品取引法等の一部を改正する法律」が09年6月に交付され、格付け会社規制が今年4月から施行される。こうした規制導入は、長期的には証券化市場の安定化に寄与すると期待されるが、短期的には規制導入の影響を市場関係者が消化・吸収するのに一定の時間を要することから新規発行の見送りなどの影響が出る可能性があるとしている。