東京建物・東京電力／「ブリリア」ブランド初、竣工前に全戸一斉即日完売

　東京建物と東京電力が川崎市で共同開発している分譲マンション「ブリリア　イースクエア」が即日完売となった。市況回復を受け、一気に全129戸を売り出す戦略が当たった。2003年のブリリアブランドを立ち上げてから竣工前に全戸一斉販売で即日完売となったのは初めて。４月10日～18日に一斉に登録を受け付けた。



２月のモデルルームオープン以降に約1800件の問い合わせと600組超の来場があった。販売価格は3688万～5758万円で、最多価格帯が3700万円台・4200万円台。登録件数は231件にのぼり、最高倍率５倍、平均1.8倍となった。



　登録者の属性を見ると、会社員や公務員が中心となり、川崎市内全体で約40％、横浜市が約30％、東京23区が約18％だった。年齢は30歳代が65％を占め、次いで40歳代の15％。入居社数は約50％が２人、３人が約27％と続いた。



　同物件の規模は地上６階建て。間取りが３ＬＤＫ～４ＬＤＫで、専有面積71～92平方㍍。環境・省エネ設備の評価が高く、消費電力や電気料金を自宅のパソコン画面上に表示する。屋上には太陽光パネルや電気自動車対応の充電用コンセントも備えるほか、屋上・壁面緑化も施し、「ＣＡＳＢＥＥ川崎」初の最高ランクＳを取得。