S&P/2010年1-3月期の証券化格付け総額が前年同期比31%減少
-
2010.04.27
- ツイート
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは4月26日、日本の証券化市場の2010年1-3月期(第1四半期)の格付け総額が前年同月比で31%減少して4742億円だったと発表した。格付け件数は計21件となり同8.7%減った。
09年1年間の格付け総額は前年比20.4%減の2兆6355億円。10年に入っても新規発行額は全体として依然低迷している。しかし、資産担保証券案件(ABS)は大型の消費者ローンABSにけん引され、格付け額が拡大に転じた。
資産別で見ると、民間オリジネーターによる住宅ローン担保証券案件(RMBS)の発行の大幅減少が顕著。一方で、住宅金融支援機構発行の月次債のスプレッドは引き続き縮小し、約2年ぶりに投資用マンションローンRMBSが発行されるなど、RMBSの発行環境には改善の兆しも見られるとした。
債務担保証券案件(CDO)と商業用不動産担保証券案件(CMBS)では、新規格付け対象案件はゼロだった。CMBSは、日本のCMBSで初のデフォルトが発生した。
09年1年間の格付け総額は前年比20.4%減の2兆6355億円。10年に入っても新規発行額は全体として依然低迷している。しかし、資産担保証券案件(ABS)は大型の消費者ローンABSにけん引され、格付け額が拡大に転じた。
資産別で見ると、民間オリジネーターによる住宅ローン担保証券案件(RMBS)の発行の大幅減少が顕著。一方で、住宅金融支援機構発行の月次債のスプレッドは引き続き縮小し、約2年ぶりに投資用マンションローンRMBSが発行されるなど、RMBSの発行環境には改善の兆しも見られるとした。
債務担保証券案件(CDO)と商業用不動産担保証券案件(CMBS)では、新規格付け対象案件はゼロだった。CMBSは、日本のCMBSで初のデフォルトが発生した。