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兼松日産農林/「環境パイル工法協会」設立へ、11月発足式

  • 2010.10.21
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 兼松日産農林(東京都千代田区)は、昨年末から販売を始めた木杭を使った環境パイル工法の施工実績が今年9月までに300件超になったことを受けて「環境パイル工法協会」を設立する。11月4日に発足式を行う。着実に実績が積み上がっていることに対応し、さらなる拡販・普及を図るのが狙い。メンバーは同社を含めて7社でスタートする予定だ。



 同工法は、円柱状の木材を圧入専用重機で地盤中に無回転で打ち込み、これを地盤補強材(杭材)として利用する。円柱状に整形した木材は防腐・防蟻処理を施して耐久性を高めてあり、載荷試験結果に基づいた設計に必要な支持力係数を設定できる。木材を用いた地盤補強材としての性能証明も業界で初めて取得した。



 大手ハウスメーカーだけでなく地場工務店からの引き合いが多い。今年5月には木材利用促進法が施行され、今後、加速度的に利用が増加すると予想される。兼松日産農林は単独対応が難しいと判断し、同業他社との協力関係によってマーケット拡大をめざす。



 協会発足後の今年12月からの初年度の販売は年間3000棟・10万本を目標に掲げる。発足時のメンバーは兼松日産農林、アースプラン(埼玉・蓮田市)、出雲建設(広島・東広島市)、サムシング(東京・中央)、周南ボーリング(山口・周南市)、土木管理総合試験所(長野・篠ノ井市)、モットーキュー(宮城・仙台市)。今後、北海道や四国、九州の協会員も募って拡大する。
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