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健美家/上半期の投資市場、マンション投資利回り横ばい、ビルは大幅上昇

  • 2011.07.06
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 投資物件の検索サイトを運営する健美家(=けんびや、東京都港区)は7月5日、今年上半期(1~6月)の首都圏投資物件マーケット動向をまとめた。同サイトに登録している物件を「流通物件」、問い合わせてのあった物件を「検討物件」としてそれぞれ調べた。



 それによると、区分マンションの流通物件は、前期(10年下期)に比べ20%物件数が増え6449件と過去5年間で最多の6570件に次ぐ水準だった。築年数は20年10カ月で、6期連続で年数が延びた。投資利回りは前期比横ばい10.48%。一方、検討物件の利回りは12.94%(同12.11%)で過去最高水準まで上昇した。



 1棟マンションの流通物件では、価格の下落傾向に歯止めがかかっておらず1億5000万円を割る水準まで低下し、1億5002万円だった。投資利回りは前期とほぼ変わらず9.36%。検討物件は、07年上期以降から上昇傾向にあった投資利回りが4年ぶりに低下して11.01%となった。



 1棟アパートでも流通物件は、07年下期から上昇を続けていた投資利回りが8期ぶりに低下し10.32%だった。価格の下落傾向は変わらず5086万円。物件数については、08年下期以降の減少から増加に転じ、前期比1044件増えて6758件となった。検討物件の利回りは13.16%だった。



 1棟ビルは、流通物件の価格が2億円を大きく割り込み8910万円となった。前期は2億1453万円。09年上期をピークに下落が続いているが価格低下に歯止めがかかっていない。利回りは4.7ポイント上昇し9.83%となった。6月単月だけでみると10.22%の利回り。検討物件も利回りが12.62%と過去5年間で最高水準となった。価格は1億8560万円。
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