川崎駅前の１０万平方メートル大型ビルを東芝に一括賃貸／野村不動産グループ

　野村不動産と、同グループのＮＲＥＧ東芝不動産は、ＪＲ川崎駅西口駅前で開発中の大型ビル「ラゾーナ川崎Ｃ地区開発計画」の全フロアを、東芝グループに一括賃貸する。東芝はグローバル展開を目指すスマートコミュニティ事業の中核拠点「スマートコミュニティセンター」を設け、関連部門の最大約７０００人を川崎に集約する。



　１５階建て延べ約１０万平方メートルのビルは国内最大級の基準階面積２０００坪超を持ち、３メートルの天井高を確保した。全館にＬＥＤ照明を採用するなど最新の照明・空調システムを導入し、一般のオフィスビルに比べてＣＯ２の排出量を約３５％削減する。基礎免震構造の建物には７２時間対応の非常用発電機や給排水設備を設置して、テナントニーズの強いＢＣＰ（事業継続計画）支援体制を充実させた。

総事業費は約５００億円。完成は２０１３年３月で、東芝の新拠点開設は１０月の予定。