お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

路線価4年連続で下落、都市部では底打ちの兆しも

  • 2012.07.02
  • お気に入り
 国税庁は2日、相続税や贈与税の算定基準となる2012年の路線価(1月1日時点)を発表した。全国約36万地点(継続地点)の標準宅地の平均変動率は2.8%の下落となった。下落は4年連続だが、前年より0.3ポイント改善し、下落幅は縮小している。



 路線価はすべての都道府県で下落した。ただ、都市別の最高路線価では、札幌と名古屋の2都市で上昇(11年は福岡1都市)、横ばいの都市も金沢など8都市(同名古屋ほか3都市)とそれぞれ増えて中心部では底打ちの兆しも広がっている。昨年3つあった10%以上の下落率を示した都市は、今年は1都市(松江)のみとなった。



 路線価日本一は中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で1平方メートル当たり2152万円。前年比2.2%の下落だが、下げ幅は3ポイント改善している。



 被災地の路線価については、原子力発電所の事故に関する「警戒区域」「計画的避難区域」内にある土地は、路線価などを定めることが困難だとして、価格のゼロ評価を認めることとした。

 
TOP