中規模木造建築向けBIM連携ツール開発/燃えしろ深さ計算を省力化/大林組
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2025.11.05
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大林組(東京都港区、佐藤俊美社長)が、中規模木造建築の準耐火構造の設計を支援する計算ツール「SynchroMOK(シンクロモック)」を開発した。
同計算ツールは建物の設計情報が入力されたBIMモデルと連携し、火災時倒壊防止性能検証法と避難時倒壊防止性能検証法に基づく木構造の「燃えしろ深さ」の計算を自動化・効率化する。
純木造建築では火災時に主要構造部の倒壊を防ぐため、木材表面が炭化する深さ「燃えしろ深さ」の計算が必要となるが、その複雑さが設計の大きな障壁となっていた。新開発の同計算ツールは大林組のBIM業務標準「Smart BIM Standard」に基づいたBIMワンモデルと連携することで、中規模建築物の木造化実現性評価をスムーズに行う。
建物の設計情報が入力されたBIMモデルから構造データを自動抽出するため、歩行距離や歩行速度といった基本的な避難情報を入力するだけで、燃えしろ深さを短時間で算出することが可能となった。
従来4時間弱かかっていた計算も30分程度で完了し、80%以上の省力化を実現する。大林組は今後もカーボンニュートラルの実現に寄与していくとともに、設計作業の一層の効率化に向けた検討を進めていく。
同計算ツールは建物の設計情報が入力されたBIMモデルと連携し、火災時倒壊防止性能検証法と避難時倒壊防止性能検証法に基づく木構造の「燃えしろ深さ」の計算を自動化・効率化する。
純木造建築では火災時に主要構造部の倒壊を防ぐため、木材表面が炭化する深さ「燃えしろ深さ」の計算が必要となるが、その複雑さが設計の大きな障壁となっていた。新開発の同計算ツールは大林組のBIM業務標準「Smart BIM Standard」に基づいたBIMワンモデルと連携することで、中規模建築物の木造化実現性評価をスムーズに行う。
建物の設計情報が入力されたBIMモデルから構造データを自動抽出するため、歩行距離や歩行速度といった基本的な避難情報を入力するだけで、燃えしろ深さを短時間で算出することが可能となった。
従来4時間弱かかっていた計算も30分程度で完了し、80%以上の省力化を実現する。大林組は今後もカーボンニュートラルの実現に寄与していくとともに、設計作業の一層の効率化に向けた検討を進めていく。

