お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

25年第3四半期東京都心オフィス/Aクラス賃料、8期連続上昇/3.4万円に回復/三幸エステート・ニッセイ基礎研

25年第3四半期東京都心オフィス/Aクラス賃料、8期連続上昇/3.4万円に回復/三幸エステート・ニッセイ基礎研

  • 2025.11.11
  • お気に入り

東京都心部のAクラスビルの空室率と賃料の推移

 三幸エステートとニッセイ基礎研究所は、共同で開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」25年第3四半期版(7~9月)を公表した。
 それによると、東京都心部のAクラスビルの賃料(1坪単価)は3万4082円(前期比3519円上昇)、空室率は1・3%(同1・0ポイント低下)だった。賃料は前期比で8期連続上昇し、21年第3四半期以来の3万4000円台に回復した。
 空室率は21年第2四半期以来の1%台となった。主な要因は前期に続き港区の新築・築浅ビルで大口の空室床が消化されたこと。オフィス需要は活発で空室率が示す以上に品薄感は強まっている。25年第4四半期はAクラスビルの供給予定がなく、年末にかけて空室率の低下傾向が続くと予想した。
 Bクラスの賃料は2万4225円(前期比1934円上昇)、空室率は1・9%(同0・3ポイント低下)だった。賃料は23年第1四半期(1万7552円)まで下落傾向だったが、それ以降上昇傾向にシフトし直近でピークだった19年第3四半期の水準を上回った。
 空室率は8期連続で低下し、20年第4四半期以来の1%台となった。低下要因は、新築・築浅ビルに加え、湾岸エリアでも空室床の消化が進んだこと。
 Cクラスビルの賃料は1万9501円(前期比459円上昇)、空室率は2・4%(同0・2ポイント低下)だった。
 賃料は前期比で4期連続上昇し、緩やかな上昇傾向が続いている。
 空室率は22年第3四半期(5・0%)をピークに低下傾向だ。
TOP