住まいのまちなみコンクール/国交大臣賞「きやまSGK」佐賀県/住生振
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2026.01.26
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住宅生産振興財団は、「まちづくり月間」の関連行事として実施した「第21回住まいのまちなみコンクール」の受賞団体を発表した。同コンクールは、住宅地の維持管理や景観形成、コミュニティ運営などに取り組む住民組織を対象に、他地域のモデルとなる活動を表彰する制度。2025年5月~7月の期間に募集を行い、東京大学の大月敏雄教授を委員長とする審査委員会が選考した。国土交通省や住宅金融支援機構、都市再生機構などが後援し、住宅・建設関連企業各社が協賛している。
今回の受賞団体には、成熟した住宅地での新たな価値創出や歴史的景観の保全、里山との共生、インフラ廃止を契機とした地域再生、多国籍住民が共存する集合住宅での自治の再構築など、現代の住宅地が抱える課題に向き合う取り組みが並んだ。
国土交通大臣賞は、きやまSGK(エスジーケー)の基山町けやき台地区(佐賀県三養基郡基山町)で、60・2㌶に戸建て1300戸、集合118戸が集まる住宅地で、佐賀県の東端に位置し、福岡都市圏のベッドタウンとしても機能している。
佐賀県東端の戸建て住宅地では、住民組織が駅前交流拠点を活用し、英語教室や子どもの居場所づくり、訪問介護、無人駅の運営受託まで幅広い活動を展開。地域の知恵と行動力を結集した総合的なコミュニティ運営を高く評価した。
住まいのまちなみ賞は4団体が受賞した。1件目は、膏薬辻子まちづくり協議会の膏薬辻子地区(京都市下京区)。0・7㌶に戸建て28戸、中高層ビル4件が集う地域で、京都市の歴史的細街路「辻子」を抱える街区では、四条通り沿いの開発圧力に対し、住民と事業者が長年にわたり合意形成を重ね、地区計画や三項道路指定を活用して歴史的景観と都市開発の折り合いを図った。高密度都市による景観保全の先進事例として注目される。
2件目のつなぐ森みらい平自治会のつなぐ森みらい平(茨城県つくばみらい市)は、1・95㌶に戸建て67戸が集まる地域で、中央に3000㎡の雑木林を共有地として抱く住宅地では、住民が里山イベントを積極的に企画し、「近所に配慮した賢い里山の使い方のルール」蓄積されつつある。里山の成熟に伴う課題に向き合う姿勢を評価した。
そのほか、90年代開発の山間住宅地では、標高差200㍍を結んだスカイレールの廃線を契機に住民の結束が強まり「花の溢れるまち」づくりや子ども防災キャンプなど、次世代育成を軸にしたコミュニティ活動が進み、跡地活用への期待も示した。
原爆被災者向けに建設された日本初期の超高層公営住宅では、多世代・多国籍の住民がコア単位で自治会を形成し、若い世代の自治会長も誕生。地下倉庫の発掘を通じた生活アーカイブづくりなど、大学との協働による新たな集合住宅コミュニティの形を提示した。
今回の受賞団体には、成熟した住宅地での新たな価値創出や歴史的景観の保全、里山との共生、インフラ廃止を契機とした地域再生、多国籍住民が共存する集合住宅での自治の再構築など、現代の住宅地が抱える課題に向き合う取り組みが並んだ。
国土交通大臣賞は、きやまSGK(エスジーケー)の基山町けやき台地区(佐賀県三養基郡基山町)で、60・2㌶に戸建て1300戸、集合118戸が集まる住宅地で、佐賀県の東端に位置し、福岡都市圏のベッドタウンとしても機能している。
佐賀県東端の戸建て住宅地では、住民組織が駅前交流拠点を活用し、英語教室や子どもの居場所づくり、訪問介護、無人駅の運営受託まで幅広い活動を展開。地域の知恵と行動力を結集した総合的なコミュニティ運営を高く評価した。
住まいのまちなみ賞は4団体が受賞した。1件目は、膏薬辻子まちづくり協議会の膏薬辻子地区(京都市下京区)。0・7㌶に戸建て28戸、中高層ビル4件が集う地域で、京都市の歴史的細街路「辻子」を抱える街区では、四条通り沿いの開発圧力に対し、住民と事業者が長年にわたり合意形成を重ね、地区計画や三項道路指定を活用して歴史的景観と都市開発の折り合いを図った。高密度都市による景観保全の先進事例として注目される。
2件目のつなぐ森みらい平自治会のつなぐ森みらい平(茨城県つくばみらい市)は、1・95㌶に戸建て67戸が集まる地域で、中央に3000㎡の雑木林を共有地として抱く住宅地では、住民が里山イベントを積極的に企画し、「近所に配慮した賢い里山の使い方のルール」蓄積されつつある。里山の成熟に伴う課題に向き合う姿勢を評価した。
そのほか、90年代開発の山間住宅地では、標高差200㍍を結んだスカイレールの廃線を契機に住民の結束が強まり「花の溢れるまち」づくりや子ども防災キャンプなど、次世代育成を軸にしたコミュニティ活動が進み、跡地活用への期待も示した。
原爆被災者向けに建設された日本初期の超高層公営住宅では、多世代・多国籍の住民がコア単位で自治会を形成し、若い世代の自治会長も誕生。地下倉庫の発掘を通じた生活アーカイブづくりなど、大学との協働による新たな集合住宅コミュニティの形を提示した。

