お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

長崎軍艦島に研究拠点/平屋建て 一時避難所にも活用/清水建設

長崎軍艦島に研究拠点/平屋建て 一時避難所にも活用/清水建設

  • 2026.05.11
  • お気に入り
 清水建設(東京都中央区)は、長崎市と締結した「端島炭鉱(通称・軍艦島)の保存・整備及び公開活用に関する連携協定」(2015年10月)に基づく取り組みの第1弾として、端島に研究拠点として活用する「72号棟」=写真=を建設し、運用を開始した。
 端島に新たな建築物が建設されたのは56年ぶり。多くの観光客が訪れるため、災害や体調不良者の発生時には72号棟を一時避難所としても使用する。72号棟は木造建築で、建築面積52m2、高さ3・11メートルの平屋建て。
 同社は従来から自然災害で孤立した地域を想定した「アクセス困難で不十分なインフラ環境下での施設整備・運用技術の開発」に取り組んでいるが、72号棟はこれに資する建築という。全国どこでも入手可能な一般流通木材を採用し、柱・梁の組み立てから地震時の水平力を負担する外壁(構造用合板パネル)の設置まで、簡単な工程で組み立て可能なことだ。
 また、史跡内では地盤の改変ができないため、敷地外周に配置したウエイト(重し)によって強風時などに建物の転倒を防ぐ機構を採用。ウエイトには現地にある史跡構成要素以外のガレキを詰めたジャカゴを用いて、揚陸資材の削減にも努めたという。
 このほか、新たな電源システムを採用して適用性を実証するほか、新型トイレシステムの有効性も検証する。
TOP