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野村不、ブルーフロント芝浦で/既存建物解体資材を資源化/制震ダンパー タワーNにリユースなど

野村不、ブルーフロント芝浦で/既存建物解体資材を資源化/制震ダンパー タワーNにリユースなど

  • 2026.05.18
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浜松町ビルディング(左手前)・東芝浜松町ビル(中央手前)・BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S(奥)

 野村不動産は、東京都港区の大型複合プロジェクト「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」で、建物のライフサイクル全体で資源循環を加速させる取り組みを実施している。昨年竣工・開業した「タワーS」(43階建て)に続き、現在は隣の「タワーN」(45階建て)開発用地の既存建物、浜松町ビルディングと東芝浜松町ビルの解体工事を進めている。
 この建物解体時に発生する資材を“貴重な資源”と捉え、元設計・施工者で解体工事施工者でもある清水建設の協力を得て、脱炭素・サーキュラーエコノミーの実現に向けた新たな資源循環の取り組みを行うもの。
 具体的には、まず「制震ダンパーのリユース」。浜松町ビルで2014年の耐震補強工事で設置した制震ダンパーを「タワーN」にリユースすることを検討。この規模の新築超高層建物で制震ダンパーをリユースするのは国内初となる見込み。これだけでCO2排出量約150トン程度の削減を目指す。
 2番目は「鉄スクラップのトレーサビリティを確保した“クローズドループ”の取り組み」。浜松町ビルの解体で発生した鉄スクラップを指定電炉で製鋼し、その一部を「タワーN」の構造部材に使用する。3つ目は「空調機械のリサイクル」。使用済み空調機をダイキン工業グループのダイキンサンライズ摂津に直接搬入し、手作業による分解・分別を行い、各部品に応じた適切な処理会社に引き渡すことで、リサイクル率100%の資源回収を行う。
 4つ目は、「浜松町ビルの什器等転用の取り組み」。野村不動産グループが実施した「浜松町トライアルオフィス」の撤去に伴う什器等について、「タワーS」や同社の他の開発施設での再利用に加えて、同プロジェクトのサステナビリティ活動の一環として港区内の福祉施設等6団体で再利用してもらっている。
 このほか、「既存杭・基礎コンクリートの利活用」(一部をタワーNへの利活用)、「外装ガラス、タイルカーペット、石膏ボード、木材の水平リサイクル」(専門業者との協業で、一部を同一素材として再生)などを進める。
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