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ICタグを活用した次世代型ゼロエミを全国展開へ 積水ハウス

  • 2010.04.08
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 積水ハウスは11月までにICタグを活用した次世代型ゼロエミッションシステムを全国展開する。同社は02年に生産工場でのゼロエミを達成したのを皮切りに、05年に新築施工現場、06年にアフターメンテナンス、07年にリフォーム施工現場でのゼロエミを達成している。



 全国展開を目指す次世代型ゼロエミシステムは、住宅の施工現場で分別した27種類の廃棄物の種別と発生量、排出時の状況をICタグを活用したIT技術を用いて、より細かく正確に把握し、集計したデータを1棟ごとに分析・評価できる。



 27種類の廃棄物の回収袋にICタグを貼り付け、専用機器で読み取ると、データベースに自動登録される。その後、資源循環センターに回収して計量して種別ごとの重量やきちんと分別しているかどうかなどの状況を評価し、データベースに登録する。分析結果を各部門にフィードバックして廃棄物の削減に役立てるほか、トレーサビリティをさらに強化する。



 すでに07年1月から国土交通省の助成金を受けて全国22支店で試験的に展開していたもので、今回、環境省の助成設けて全国展開する体制を整える。ICタグを利用したゼロエミシステムの全国展開は国内で初となる。ICタグの初期導入は160万枚。システムの導入により、10年度の住宅施工現場で発生する廃棄物量を前年度比10%削減する。また、実施3年後には年間約3億円のコストダウンを見込んでいる。
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