クリナップ、主力キッチン２商品の売上げ好調

　クリナップが２月にモデルチェンジした主力システムキッチン「Ｓ.Ｓ.」「クリンレディ」の２商品の売上げが好調だ。新たにシンク面などに静音機能を追加したことと、リフォームに対応した部材などを用意したことが要因だ。\n　今回のモデルチェンジは、主婦モニターから「昔は熱湯をシンクに流しても〝ボコッ〟という反り返し音がしなかった」という指摘から始まった。そこでシンクに静音機能を付けるとともに、受注の６～７割を占めるリフォーム市場への対応も部材やサイズを増やすなどして充実させた。\n　すると「音が静かなキッチンがあると聞いた」という顧客がショールームを訪れるようになった。受注も順調に伸びており、今期は販売目標（「Ｓ.Ｓ.」が月３５００セット、「クリンレディ」が月６５００セット）を達成する勢いで、同社は合計で平成15年度比１割増を期待している。