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IHI・三菱地所「豊洲セイルパーク」街区が完成、新たな交流・発信拠点へ、インキュべ施設、シェア企業寮も

IHI・三菱地所「豊洲セイルパーク」街区が完成、新たな交流・発信拠点へ、インキュべ施設、シェア企業寮も

  • 2025.07.29
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 IHIと三菱地所は7月24日、「豊洲セイルパークビル」の商業エリアを開業した。これで両社が東京都江東区豊洲二・三丁目地区最後の大規模再開発として推進してきた「豊洲セイルパーク」街区が完成した。同物件に整備するシェア企業寮「TRIAL HOUSE “TAMESU”」は8月1日から入居開始、インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」は9月1日に開業する。
 街区名称には、(1)これからの豊洲を推進する帆(セイル)の役割を担う、(2)人々が集い交流する公園(パーク)のような開かれた場になる--との思いを込めた。両社はこれまで「豊洲フロント」「豊洲フォレシア」街区を開発し、今回の「豊洲セイルパーク」街区は3つ目のプロジェクト。IHIによると、今回の街区が保有地としては最後の開発街区となる。
 商業エリアには、多様なグルメを楽しめる飲食店舗や、物販・サービス・クリニックなど、1~2階に計21店舗が出店。街区中心に位置する約700m2の大屋根広場でのイベントも開催しながら豊洲エリアにさらなるにぎわいを生み出す。
 店舗は近隣の大型商業を考慮しながら決定。1階共用部はペットをバッグかカートに入れた状態での入館、一部店舗では入店できるようにするなど、ペットフレンドリーな取り組みを導入。また外構部には9月から(株)マチルダが提供する家庭料理のテイクアウトステーションも設置する。
 新たに設置したインキュベーション施設「TOYONOMA」(約1500m2、運営者=コクヨ)と、シェア企業寮「TAMESU」(25m2タイプ36戸と50m2タイプ3戸の計39戸、同=GOODTIME)を核に、豊かなライフスタイルの創出・発信も行う。
 オフィスは4~15階に位置し、基準階面積は4215m2の整形空間。9階以上の高層フロアにはテナント専用の外部テラスを設置。環境認証はZEBオリエンテッドを取得済み。三菱地所によると、7月時点のオフィステナントの成約状況は「街区全体で7割、セイルパークビルは50%」(鯉渕祐子執行役員都市開発部長)という。
 なお豊洲セイルパーク街区は、きんでん豊洲ビル(A棟)と豊洲セイルパークビル(B棟)で構成。A棟は地上18階地下1階建て、延べ床面積約4・7万m2で9月に竣工予定。B棟は地上15階地下1階建て、同8・9万m2で6月に竣工した。
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