
旭化成不レジ、世田谷で「都市再生モデル」、容積率緩和、住民の6割が再取得
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2025.08.05
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旭化成不動産レジデンスは、同社と丸紅都市開発が参加組合員として参画したマンション建て替え事業による再建マンション「アトラスシティ千歳烏山グランスイート」(東京都世田谷区給田3丁目=写真)の報道陣向け内覧会を開いた。
従前の建物は7階建てだったが、第一種低層住居専用地域へと都市計画が変更となったため、10メートルの高さ規制を受けて既存不適格建物となった。そのため、敷地内に貫通道路を設置することで高さ規制を10メートルから12メートルへと緩和。さらに、広場上空地や歩道上空地の確保など公共性のあるスペースを設けることで2014年のマンション建て替え円滑化法改正による「容積率の特例」の適用を受け、指定容積率が100%から137~140%弱に拡大した。
この緩和を最大限に生かすことで敷地にゆとりを持たせながらも2棟、4階建て248戸の低層共同住宅へと再生した。
同社は、これまでに50件以上の建て替えプロジェクトに関わってきたが、この物件はマンション建て替え円滑化法に基づく団地の建て替えで、全国で初めて容積率緩和が適用された事業。
「容積率の緩和の適用を受けた再建事例を今後の都市再生のモデルケースとして活用してほしい」(同社開発第二事業本部マンション建替営業部長の島寛治氏)
また、敷地内や貫通通路などに豊富な植栽を施すことなどで、東京都マンション環境性能表示制度の全評価項目で最高等級を取得した。
従前入居者の約60%が再取得を希望し、再取得した入居者の年齢層は60~80歳代、新規に購入した入居者は30~40歳代の夫婦が中心。住戸は従前の3DK専有面積約50~57m2から、従前入居者の希望に対応し、1LDK~4LDKの専有面積約39~90m2の90タイプ。従前入居者が取得するなどした107戸を除く141戸を24年2月から販売し、4戸を除いて販売済み。価格帯は専有面積70m2台の3LDKで9000万円前後だった。
従前の建物は7階建てだったが、第一種低層住居専用地域へと都市計画が変更となったため、10メートルの高さ規制を受けて既存不適格建物となった。そのため、敷地内に貫通道路を設置することで高さ規制を10メートルから12メートルへと緩和。さらに、広場上空地や歩道上空地の確保など公共性のあるスペースを設けることで2014年のマンション建て替え円滑化法改正による「容積率の特例」の適用を受け、指定容積率が100%から137~140%弱に拡大した。
この緩和を最大限に生かすことで敷地にゆとりを持たせながらも2棟、4階建て248戸の低層共同住宅へと再生した。
同社は、これまでに50件以上の建て替えプロジェクトに関わってきたが、この物件はマンション建て替え円滑化法に基づく団地の建て替えで、全国で初めて容積率緩和が適用された事業。
「容積率の緩和の適用を受けた再建事例を今後の都市再生のモデルケースとして活用してほしい」(同社開発第二事業本部マンション建替営業部長の島寛治氏)
また、敷地内や貫通通路などに豊富な植栽を施すことなどで、東京都マンション環境性能表示制度の全評価項目で最高等級を取得した。
従前入居者の約60%が再取得を希望し、再取得した入居者の年齢層は60~80歳代、新規に購入した入居者は30~40歳代の夫婦が中心。住戸は従前の3DK専有面積約50~57m2から、従前入居者の希望に対応し、1LDK~4LDKの専有面積約39~90m2の90タイプ。従前入居者が取得するなどした107戸を除く141戸を24年2月から販売し、4戸を除いて販売済み。価格帯は専有面積70m2台の3LDKで9000万円前後だった。