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三井不、ロジ事業、25年度は6物件着工へ、累計開発78物件、610万m2に、データセンター投資額既に3千億円

三井不、ロジ事業、25年度は6物件着工へ、累計開発78物件、610万m2に、データセンター投資額既に3千億円

  • 2025.08.19
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 三井不動産は、都内でロジスティクス事業説明会を開き、2025年度の開発計画や“産業デベロッパー”としての取り組み、今後の見通しなどを発表した。篠塚寛之・常務執行役員ロジスティクス本部長が説明した。
 まず24年度の竣工物件は「MFLP仙台名取1.」「MFLP名古屋岩倉」「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」「MFLP横浜新子安」の4物件で、いずれも現在「満床」。これで25年7月末時点の竣工済みは58物件、約465万m2(海外4物件、他用途施設3物件含む)となった。
 25年度の竣工予定は「MFLPつくばみらい」「MFLP一宮」「MFLP尼崎1.」「MFLP仙台名取2.」「MFLP入間1.」の5物件。
 次に25年度の着工予定物件は、「MFIP海老名&フォレスト」「MFLP三郷」「(仮称)淀川区加島物流施設計画」「MFLP京都八幡1.」「(仮称)MFLP杉戸」「水戸ロジセンター」の6物件。新規着工物件は年間5物件前後で安定的に推移し、現在の開発中物件は20物件(海外6物件含む)、約145万m2となった。
 竣工済みと開発中を合わせると78物件、約610万m2で、累計投資額は約1兆3000億円。
 グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」を踏まえた事業戦略として掲げているのが「産業デベロッパーとしての深化と進化」。推進のための3本柱が(1)ロジスティクス事業のさらなる深化(街づくり型開発、課題解決型開発による付加価値創出、「MFLP&LOGI」サービスシリーズの策定・拡大)、(2)事業領域の拡大(データセンター事業の拡大、冷凍・冷蔵倉庫の開発推進、工場・インフラ設備などへのウイング拡大)、(3)ESGへの取り組み強化(グループ保有林の活用、グリーン電力の創出と活用)だ。
 このうち事業領域の拡大では、データセンターはこれまでの関東だけでなく、新規案件として関西での開発が決定し、累計投資額は約3000億円に拡大した。今後は関東、関西、都心型での用地取得を拡大・強化しながら、「2035年までに約6000億円」という投資目標額を設定した。
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